「あがり」- 寿司業界の隠語 (No.1)


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寿司業界の隠語「あがり」の意味

「お茶のこと。」

寿司業界の隠語「あがり」の解説

寿司屋でお茶を「あがり」と呼ぶ理由は、江戸時代の花柳界(かりゅうかい)で使われていた「上がり花(あがりばな)」という言葉から来ているという説が有力です。

花柳界とは、芸者や遊女などの社会を表します。

当時、花柳界ではお客がつかない芸妓の時間を「お茶を挽く(ひく)」と表現し、「お茶」という言葉は縁起が悪いとされていました。

反対に、お客がついて座敷に上がった芸妓は「おあがりさん」と呼ばれ、その場で出されるお茶を「上がり花」と表現していました。

この「上がり花」が転じて、寿司屋で出されるお茶を「あがり」と呼ぶようになったといわれています。

なお、お茶のことを「あがり」と呼ぶのは店側のため、お客さんとしては普通に「お茶」と言う方が自然です。


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